2016年の韓国犯罪映画『アシュラ』は、予期せぬ形で政治的議論の対象となり、現在韓国で話題を呼んでいます。与党「国民の力」のチャン・ドンヒョク代表が最近、自身のSNSでこの映画に言及し、作中の架空都市「アンナム市」と現実の政治家や場所を関連付けたことで、表現の自由や政治風刺に関する広範な議論が巻き起こっています。
チャン・ドンヒョク代表は、1974年の陸英修女史狙撃事件を扱った別の映画『暗殺者たち』の歴史解釈を批判した後、『アシュラ』を推薦しました。これは、作中のアンナム市を安東市(イ・ジェミョン大統領の故郷)と城南市(イ・ジェミョン大統領が市長を務めた場所)に例え、政治的な意図を示唆したものです。一方、是枝裕和監督によるNetflixオリジナル日本ドラマ『阿修羅のごとく』も注目を集めています。この全7話のシリーズは、1979年のNHKドラマのリメイクで、2025年1月9日に配信が開始され、1979年の東京を舞台に、老いた父親の隠し子と長年の愛人の存在を知った四姉妹の抑圧された感情が噴出する物語を描いています。
現地のブロガーたちは、『アシュラ』が時事問題に持ち出された政治的意味合いについて言及し、映画がいかに広範な社会評論の道具となり得るかを強調しています。『阿修羅のごとく』については、「良質な日本ドラマ」として評価されており、複雑な家族関係、秘密、嫉妬を巧みに描き出していると評されています。特に、1970年代の東京のファッションの細部まで再現されたビジュアルや、アンサンブルキャストによる繊細な演技が高く評価されています。
KO
EN
JA
TW